歴代スタッフ裏話その30: 宣伝スタッフが見るオアシス <小野&根本> |
(前回9/28からの続き)
宣伝担当という場所から、オアシスを見てきたお二人。このバンドに近くで接した際の、率直な感想は?
「パブリック・イメージと全くブレがないですよね」(小野)
「オアシスの場合は、ファンの人が見たり感じたりするのと、私たちが感じることが、あまり変わらないと思うんですよ。わたし、(シングル・コレクションのDVDの)コメンタリーをフルで見ていて『ああ、こういう人だったなあ』って思いました。正直すぎるくらい正直で、そのぶん不器用な感じもするし、ほんと、そのままの人たちだから。ステージで着ている服と取材する服と呑みに行く服が、全部一緒。わざわざ着替えることもないし。ぜったいにおべっかも言わないし、ファンに一言って頼んでも全然いいこと言わない、リアムは『コンドームつけろよ』とか(笑)。日本はどうですか、って聞いてもノエルは『日本人は人に言ってもらわないと自信が持てねえのかよ』とか(笑)。『でも、いい国だ』みたいな(笑)。変な気を回したりせず、正直で嘘がない人たちです」(根本)
お二人とも、ソニー所属のビッグ・アーティストたちと様々に仕事してきたツワモノ。
その二人が、口を揃えて「ファンが見ている姿と、普段が同じ」というのも、オアシスのこれまでの歩みを見てくると納得いく話だ。なにしろ、彼らの活動には常に、ウソはなかった。だから、紆余曲折があった。
(続く)
interview & text by 妹沢奈美
by oasis_sony
| 2010-09-30 22:13
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